毎分60L発生器
使用事例
弊社の超微細浸透水発生器は、水中の溶存空気があれば内臓ポンプで通水または循環するだけで、毎分60Lの超微細浸透水をつくることができます。
ノズル部分は長さ50~70cmでコンパクト、重さ数Kgで設置も楽々。
酸素のない水は空気等、気体挿入も可能で、気体を水中に溶け込ませることも得意です。
沖縄市こどもの国の池を浄化
手始めの実験としては無謀とも思える7万m3超の池に、60L機を2基設置して約2カ月間経過を観察しました。
池の水をきれいにするための一つの方法は、元々そこに住んでいるバクテリアを元気にして、池が汚れる様々な原因物質を食べて分解してもらうこと。その為には、好気性のバクテリアが活性化するよう、酸素を増やす必要があります。
そのため、酸素が少ない水には、超微細浸透水発生器に空気を挿入することで酸素量を上げ、さらに動植物が酸素を取り入れやすい、浸透しやすい水にすることが可能です。
【窓口:(株)屋部土建 浦添本社環境対策室】
60L/分 設置個所
★印の2ヶ所に設置
・その池の水自体をポンプを使って循環させるだけなので安心です。
・池にはコイやテラピア、黒鳥等が生息しています。
釣り堀の端の方ではドブの臭いが・・・
・水中の酸素の量は測定地点でまちまちですが、ドブ臭がする池の左端付近では3.8ppmと酸素少なめでした。
・池の水は深い緑色で、黒鳥の足も見えません。
※酸素量は底の方を測定するのが肝心です。(上の方は大気圧で酸素が入るため7~8ppmある場合があります。)
60L機はこんなにコンパクト
・60L用のノズル自体は軽くてコンパクトなため、設置スペースは僅かです。
こんな感じで2ヶ所に設置しました。
・ノズル通過後の吐出量が60L以上になるように、水質や揚程を考慮してポンプの選定することが大事です。
水の透明度が上がり底が見えた
・約2か月後、水の透明感が増し、水底や黒鳥の足が見えるようになりました。
酸素濃度が向上
・釣り堀付近での臭いが無くなり、溶存酸素は8.8と申し分ない値になりました。
その他の現象
・コイが跳ねる回数が多くなった。
・釣り堀のテラピアの喰いつきが良くなった。(釣られたテラピアは併設の動物園で餌として与えられるとの事でした。)
那覇市 識名園 黒ひげ苔の除去
次の実験は、『那覇市にある世界遺産「識名園」の美しかった池の底にはびこり、死ぬと黒いカビの塊のようなものが大量に浮いて水面を漂い景観を損ねていた「黒ひげ苔の除去」』です。
船着き場のあたりを実験スペースとして、60L機を1基設置して約2カ月間経過を観察しました。
黒ひげ苔はリンが多かったり、酸素が少ない場所を好むということで、リンの分解と黒ひげ苔が嫌いな酸素を池の底まで満たすことが必要です。
底は泥が堆積し酸素が少ない水でした。超微細浸透水発生器に空気を挿入して水中の酸素量を上げ、さらに動植物が酸素を取り入れやすい、浸透しやすい水にすることで黒ひげ苔の除去に成功しました。
※2019年~2020年4か月程度、2基を稼働させ、池全体がきれいになりました。【窓口:(株)屋部土建 浦添本社環境対策室】
池全体がきれいになったため2020年度に本格導入の予定でしたが、大人の事情で別の会社の提案が採用され、窓口の屋部土建環境対策室も残念ながら消滅しました。2021年6月現在、再度黒ひげ苔の繁殖がみられるようですので、必要があれば弊社沖縄営業所へのご依頼をお待ちしています。
60L設置個所
★印のところに1基設置
・透き通った池に入る前の水も酸素が2ppm程度と少なめでした。
・池にはコイやウナギ、透き通った水がある場所にはテナガエビ等が生息しています。
世界遺産 識名園
・世界遺産のため、池に何か薬品を入れることはもちろん、他からのバクテリアの持ち込みなども避けたいところです。
・その点、このシステムは、その池の水自体をポンプを使って循環させるだけなので安心です。
低い酸素濃度
・測定箇所によって変わりますが、ここでは酸素濃度は2ppm程度でした。
・水面には死んで浮いてきた黒ひげ苔が漂っています。
設置前の試験場所
・池の底にびっしりと黒ひげ苔が生息しています。
・生き物はほとんど見られません。
・果たして変化はあるでしょうか?
試験後の試験場所
・撮影時、天気が悪かったため濁っているのが残念ですが、池の底の黒ひげ苔はすっかり無くなりました。
・最初はそれほど変化がなく、約1.5ヶ月位経つと一気に無くなったとの事です。
その他現象
・試験を開始すると、そのエリアにコイなどが来始めたとの事でしたが、試験機撤去後はまた黒ひげ苔が発生したそうです。
・再度のご依頼をお待ちしています。
酸素を溶存させる力がすごい!
超微細浸透水発生ノズルは圧力をかけることなく気体を水中に溶け込ます力があります。
酸素濃度(Do)を50ppmまで測れるハンナの測定器でどこまで上がるか実験しました。
まず、窒素ガスで水中から酸素を取り除いてからのスタートです。
まずはコンサルティングからどうぞ!
※超微細浸透水発生ノズルは毎分6L用~120L用まで設計・製作可能です。
※水の悩みの解決策を導き出し、必要用途に応じて最適なシステムのご提案が可能です。
※ただし、限られた人員と限られた時間を有効に使うため、本気で解決したいと思っている方のみの対応しかできないのが実情です。
※まずはコンサルティングサービス(有償)をお申し込みください。